暗号資産をコールドウォレット保管 前編
FTX破綻
暗号資産交換業大手のFTXトレーディングが11日、関連会社を含めて米国・連邦破産法11条の適用を申請(日本の民事再生法に相当)。暗号資産取引所FTXに資産を預けている個人が現金や仮想通貨を引き出せるのかが焦点。
暗号資産を保存するには、取引所に預けるのでなく個人のコールドウォレットで保管するほうが安全。
コールドウォレット
コールドウォレットとして私はLedger Nano S Plusを使っています。
ここで「ウォレット」とは暗号資産の保管庫のようなものです。
もう少し正確に言うと、暗号資産にアクセスするための秘密鍵の情報を暗号化して保管するものだそうです。「秘密鍵」とは、ある暗号方式において自分だけが持つ鍵です。
ウォレットには次の2種類があります
- ホットウォレット: インターネットに接続しているウォレット
- コールドウォレット: インターネットに接続していないウォレット
ホットウォレットは
- 暗号資産をオンラインで保管する
- 取引をスピーディーにできるが、セキュリティ面で心配がある
- 具体例としてメタマスクがあげられる
コールドウォレットは
- 暗号資産をオフラインで保管する
- 不便だが、よりセキュリティが強固
- 具体例としてLedgerウォレットがあげられる
ホットウォレットは常にオンラインに繋がっているためハッキングやウイルス感染などのリスクに弱く、長期間動かさない暗号資産は個人でコールドウォレットを作って保管しておくと良いです。
暗号資産取引所
暗号資産(仮想通貨)取引所として私は主にbitFlyerを使っています。ビットコインやイーサリムなどの暗号資産の売買をこちらで行っています。


取引所に暗号資産を預けておくことができます。私も最近まで保有する全ての暗号資産をbitFlyerに預けたまま、個人ウォレットは持っていませんでした。
しかし、取引所のウォレットで保管しておくと、取引所の倒産やハッキングなどにより引き出せなくなるリスクがあることを最近のFTXの事件で実感しました。
中編・後編に続きます
長くなったので中編・後編に場を移して、Ledger Nano Sを用いてコールドウォレットを作る方法、そこにbitFlyerで購入したビットコインを保管する方法を説明します。
儲け話も私の耳に入るころには
DeFi(Decentralized Finance)で暗号資産の取引をすると儲かるという話を聞いて、ちょうど今月頭から手を染め始めたところでした。
周りにも「儲かるみたい」などと吹聴していたところに今回のFTXの破綻。その影響で暗号資産の価格低下、その将来についても悲観論が増えています。
儲け話は私の耳に入るころはピークアウト後で危険なのかも。憶えておきます。