「サイコロジー・オブ・マネー」(モーガン・ハウセル)を読む
先日、以下のツイートをしました
複利の魔法: 「バフェットの純資産の95%以上は、60代半ば以降に増えたもの」
子供たちよ、パパを長生きさせて、より長く資産運用させるのが、あなたたちへの利益(遺産)にもなるんだよ。https://t.co/pMpFFzcQjW
— あらいぐまカズ | 人生後半の準備中 (@Kazu1970jp) November 23, 2022
サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット (モーガン・ハウセル (著), 児島 修 (翻訳))を読みました。
複利の効果を生かすことが、長期投資の基本という思いを新たにしました。同じく長期投資の本である「三位一体の経営」でも強調されていた点です。
お金にまつわる人間心理を20テーマに分けて紹介
以下、印象に残った2テーマについて紹介します。
複利の魔法: 投資の最大の秘訣は時間軸を長くすること
本書の執筆時点でウォーレン・バフェット氏の純資産は845億ドル。そのう842億ドルはバフェット氏が50歳の誕生日を迎えた後に増えたもの。さらにそのうち815億ドルは社会保障の受給資格を得た60代半ば以降に増えたもの。バフェット氏の成功の要因は時間、複利の力だった。本書はこのように述べています。
改めて、直感を超える複利の威力、つまり運用期間の後ろの方での資産増加の凄さを感じます。
現在52歳の私の資産、わずかな額ですが、これをあと10年といわず20年・30年と複利で運用していけば、今よりずっと大きな額に育ちそうです。
今、病気でひょっとしたら自立できないかもしれない子供がいるのですが(そうならないように努力しますが)、そんな額まで資産を残せれば安心して逝けるのかも。
自由: 自分の時間をコントロールするためにお金を貯める
「人生を自分でコントロールしている」というはっきりとした感覚があること。「好きなときに、好きな人と、好きなことができる」生活を送れることが人を幸せにする。お金がもたらす最大の価値がそれである。このように本書は述べています。
たしかに、子供もお金がかからなくなり、貯えも少しはできていることが、私の心に少し余裕を与えているところはあるかも。いざとなったら会社を辞めても経済的にはなんとかなると思っているので。
とはいえ、「好きなときに、好きな人と、好きなことができる」生活に飛び込んではいけていない。組織の中で組織内の人の評価を気にして行動をしている・・・。
悟りがたりないのか、勇気がたりないのか、準備がたりないのか、お金が足りないのか。