Araiguma Kazu 50代から始める人生マネジメント

山口揚平氏著「3つの世界」

Diary

箱根旅行2泊3日は、2泊目も夜は素敵な懐石料理を堪能し温泉につかり、その翌朝は沢山の多様な料理を朝食としていただき、無事に帰ってきました。(箱根旅行: 初日二日目

パソコンやスマホばかり見つめて最近はすっかり本を読まなっていたのですが、旅行にパソコンを持って行かなかったので一冊本を読むことができました。

山口揚平さんの新著

三つの世界」という新著を読みました。山口揚平さんという方が著者なのですが、私は彼のファンです。最初はおそらく株の価値評価の本で知りました。その後も、著作や講演で、面白い話をする方だなぁと感心させられてきました。

ちなみに同氏の開発した「ジーニアス・ファインダー」のプログラムも私は受講し「自分は何をしていると幸せなのか?」「どんな生活をしたいのか?」を見つめなおしました。

これが早期退職につながったかもしれませんね。いま当時の資料を見直してみると自分が今しようとしていることが書いてありました。なお稼ぎ方を伝えるプログラムではないので経済的に破綻しないための仕事を確保するという心配は解消していませんが・・・

さて話を戻して、山口氏の新著「三つの世界」は、現代において世界が以下の3つに分化していることを唱え、それぞれの世界がどのように構築され、どのように機能しているかを説明しています。
 1.キャピタリズム(資本主義社会)
 2.ヴァーチャリズム(仮想現実社会)
 3.シェアリズム(共和主義社会)

この話自体は以前に講演などで聞いていたので驚きはなかったのですが、よい復習になりました。

三つの世界といっても、多くの人は完全にどれか一つの世界にだけ所属しているということはなく、いずれともかかわっているのだと思います。

私はどうやってかかわっていくか?退職後の以下の3つの「仕事」が3つの世界に対応しています。

(1)資産運用: キャピタリズム

(2)起業: ヴァーチャリズム(事業内容的にインターネット完結型の、メタバース、AI、ブロックチェーン関係の仕事を考えているので)

(3)農業(もとい家庭菜園): シェアリズム

本書を読んで、上記(2)はあまりお金を稼ぐことを追求しすぎず、社会に役立つことを無償で行うくらいの気持ちでちょうどいいのかなぁと思い始めました。もはやそれを起業とはいわないかもしれませんが。

原始仏教の話が思い起こされる

「三つの世界」の終章において、著者は、「人々の関心は意識の探索に向かう」としつつ、意識の7つの次元について整理しています。

このあたりの話を読むと、もうこれは宗教家・哲学者の議論に入ったなぁと感じました。自分が20代の頃たまたま原始仏教に関する本を何冊かよんだのですが、結構それと重なるところがあると感じました。

人々の関心は意識の探索に向かうのか?
食べるのに困っていない、ある程度裕福な人々に限定すれば、そうなっていくのかもしれません。

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