Araiguma Kazu 50代から始める人生マネジメント

退職一時金の受取方法

Diary

約4年勤めた会社を正式には今年3月末に退職するのですが、退職一時金、正確にいうと確定給付型(DB)の企業年金基金の脱退一時金が受領できるようです。

(なお最終出社日は1月末で、現在は有給休暇を消化中です)

iDeCoに移換(いかん)

私の場合、この退職一時金の受領方法には以下の3つがあり、どれを選択するべきか検討しました。

1.一時金として受け取る ・ 退職所得課税される
2.通算企業年金に移換
 (企業年金連合会)
・ 退職所得課税なしで移換され(手数料はかかる)、65歳から一定額の年金が一生涯支給される
3.iDeCoに移換
 (国民年金基金連合会)
・ 退職所得課税後の残額が移換され、自己責任で運用する(事務手数料かかる)
・ 60歳から受け取り可能。年金としての受領も可だが有期年金(5年以上20年以下)

結論としては、「3.iDeCoに移換」を選びました。

一時金 vs iDeCo

次のように考えて私の場合一時金よりはiDeCoで受領が良いと判断しました。

・ iDeCoに移換すれば、その分、運用益非課税枠が増える。枠が増える機会は滅多にないだろう。もしキャッシュが欲しいなら非課税枠の外で現在運用している資産を換金すればいい。

・ 今回一時金として受け取ったうえで、それをiDeCo掛金として使いその所得控除メリットを得るという手も考えられる。しかし、今後のiDeCo掛金はこの退職一時金に頼らなくても出せるだろう。

通算企業年金 vs iDeCo

エクセルを駆使してシミュレーションしました。

通算企業年金の年金額の増額可能性を盛り込むのか?iDeCoでの運用利回りを何%とおくのか?あたりで結果は変わります。

私が常識的と思う値に設定すると・・・ざっくり95歳位まで生きないとiDeCoの方が優位でした。

もちろんiDeCo運用は失敗するかもしれないし、95歳以上まで長生きするかもしれません。通算企業年金の方がリスクは小さいのですが、30年以上先のことまで考える気になれない。。。

自分が低リスクを最重視する人間ならこの歳(53歳)で退職してないだろういうことで、iDeCoで非課税枠を増やしつつ自らの運用で資産を大きく増やすことに賭けたいと思います。

<参考>
退職金の税金 – 高精度計算サイト
通算企業年金: 年金試算シミュレーション|企業年金連合会