Araiguma Kazu 50代から始める人生マネジメント

DeFi運用の見直し

Crypto Diary

私が行っている暗号資産の取引の目的は以下の3つに分けることができます。

 1.安く買って高く売る(キャピタルゲイン)
 2.預けて分配金を得る(インカムゲイン)
 3.ただでもらって売る(エアドロップ)

昨日行った「暗号資産ポートフォリオ見直し」は、主に上記1に係るものです。実際の取引はbitFlyerやBinanceなどの通常の暗号資産取引所で行います。

上記2については、種々の運用方法があり「分配金」が受け取れる理由も異なるのですが説明は省略します。自分の暗号資産を適切に預ければ利息のような収入が手に入るものと私は思っています。

私はこの「分配金」を得る運用を通常の取引所で行うのみならず、DeFiプラットフォームでも行っています。DeFiというのは、Decentralized Finance(分散型金融)のことで、中央管理者不在の金融サービスです。

DeFiでは、ブロックチェーン技術が活用され、情報は1箇所のサーバーなどに集約されず複数のネットワーク参加者同士で分散記録されています。またスマートコントラクトといって予めプログラムされた処理を自動的に執行する仕組みのにより管理者の仲介がなくともユーザー同士で取引をおこなうことが可能になっています。

このDeFi運用についてほぼ放置状態だったのですが、久しぶりに見直しました。

結果、今後は次の運用方針で進めたいと思います。

今後のDeFi運用方針

 1. イーサリムメインネットでの運用は基本的に行わない
 2. より良い運用先探しにあまり時間をかけず、基本放置する

手数料が高すぎる

今回運用先の整理・変更を行う中で、イーサリム(ETH)の手数料(ガス代)は本当に高いと感じました。私の少ない運用資金ではガス代で利益が吹き飛びます。

一方最近のETHのアップグレード(Dencun)の効果でしょうか、ETHのLayer2であるアービトラムワンやオプティミズムでは手数料が大変安く感じました。基本イーサリムメインネットでのDeFi運用はやめようと思います。分配金が発生してもそれを回収するガス代で多くが引かれてしまいます。

代わりにETHのLayer2チェーンでも運用を増やします。ただLayer2チェーンも沢山あって把握しきれません。一番メジャーそうな(?)アービトラムに集中することにしました。オプティミズムチェーンも使っていましたが撤退することにしました。

複雑すぎる

近年いろんなネットワーク(チェイン)が頭角を現し、また利回り向上(資本効率向上)のための運用方法が開発されてきました。

もはや、良い運用先と方法を特定し、実際に運用を実行するまでを1ステップずつマニュアルでやるのは困難だと思います。特に私のような資金の少ない人間がそこにそんなに時間はかけるべきではないでしょう。

例えば、

Convex for Curveでは、まず複数銘柄を用意してCurveのpoolにそれらを預けます。これだけでも結構とっつきづらいのに、さらにこのCurveから発行されたLPトークンというものを今度はConvexの方に預けます。すると今度はConvexからトークンCVXが発行されるので、それをまたConvexに預けます。さらに始めのCurveでの預け入れについて、時間がたつにつれCRVというトークンが報酬でもらえるのですが、このCRVをConvexの方で別のトークンに変換しつつ預けます。これらにより報酬が大きくなるのだそうです。

Pancake Swap V3では、自分が供給した銘柄ペアについて、どういう価格範囲でなら交換に使って欲しいか自分でレンジ(範囲)を指定します。価格範囲の指定の仕方により報酬は異なり、取引のある価格帯を考慮しながら指定を変えて預けなおすなどが収益最大化のためには有効と思われます。

こんな感じの運用先候補が複数ある中で、最適なものを選んで適宜預け替える手間を私はかけていられません。

基本は放置で、SNSなどで特によさそうな話があったら確認して移し替えるくらいにしたいと思います。

いずれは皆、こういうことを自動で処理するアプリを介して運用するようになるのだと思います。すでにそうなりつつあるかもしれません。私も暗号資産の今回バブルが落ち着いたころにはそちらにシフトすること考えたいと思います。