10年先輩の退職事前検討
手堅い資金管理と財務シミュレーション
今日は昼休みにたまたま職場の先輩と退職についてお話しました。
彼は、私の10歳年上の63歳位だと思うのですが、65歳を待たずに引退する予定とのことです。まだ体力が残っているうちに会社をやめて別のことで人生を楽しみたいというのは私と同じなのですが、よりシビアに住居やお金のことを考え・準備している点に感心させられました。
・彼は現在高齢の父親と同居しているのですが、やはりほんのわずかな段差でも厳しく、完全バリアフリーの住居が必要になるとのこと。以前は一戸建てに暮らしていたがバリアフリーなマンションを購入して楽になったそうです。
・お金に関しても、元本を減らすかもしれないものは全て撤退し守りに入ったとのこと
・また、生活費を数か月間きちんと記録にとり把握し、自分が85歳になるまでの費用シミュレーションを行って、退職しても大丈夫と判断したそうです。
年齢が10年違うとこんなにも見える景色が変わるんだと思いました。
ハイパーインフレ、長生きリスク、戦争などの混乱。お金はちょっとやそっとあったところで完全に安心などできない。またバイトでもなんでも働けばいいさ。何とかなるだろう。このように勢いで退職する私と大きく違います。自分が介護を要するような将来の状況のことまでしっかり考えていませんでした。
まずは生活費把握・管理はしっかりやろうと思いました。家内は嫌がるかもしれませんが。
あと資産運用がそれなりの収入をもたらすことを期待しているのですが、甘いかなぁ。
資産運用といえば、「月41万円の“不労所得”をもらう億リーマンが教える 「爆配当」株投資」という本を読みました。わたしのこれまでの資産運用と似ている部分が多かったです。①インデックス、高配当株、REITに主に投資、②高配当株の選定・売却基準、③集中投資をさけ分散投資によるリスク低減あたりです。
サラリーマンの投資ってやっぱこういうあたりが王道なんだろうか。
<広告>
ちなみに本書で紹介されいてる「配当性向 = 配当利回り x PER」の式は知らなかったです。
私の銘柄リストにおいて配当利回りとPERを並べて表示して配当性向の高さのイメージをつかめるようにしました。本書によると、PER18倍を超える高配当企業は配当性向が高すぎるようです。大変参考になります。